第49話
鴛鴦
注釈 3件
106
原文字数
205
訳文字数
3
注釈数
~1分
読了時間
📖日本語訳
羅子浮は字を去塵といい、江南の人である。少ない頃から聡慧で、詩賦を善くした。年は二十で、京に赴いて試に応じた。途中一つの湖を経ると、湖中に鴛鴦が双棲しているのを見た。
羅生はこれを愛し、僕に舟を泛べて近く観させた。忽ち一人の女子を見ると、水面に立っており、年は十七、八歳ほどで、容華は絶世だった。
羅生は驚いて問うと、女は言った。妾はもと鴛鴦の化する所で、郎君が鴛鴦を愛するのを見て、故に形を現して相見したのです。
羅生はこれを愛し、僕に舟を泛べて近く観させた。忽ち一人の女子を見ると、水面に立っており、年は十七、八歳ほどで、容華は絶世だった。
羅生は驚いて問うと、女は言った。妾はもと鴛鴦の化する所で、郎君が鴛鴦を愛するのを見て、故に形を現して相見したのです。
📝注釈
鴛鴦(えんおう)
オシドリ。仲睦まじい夫婦の象徴
双棲(そうせい)
二羽が一緒に棲むこと
現形(げんけい)
姿を現すこと
📜原文
羅子浮,字去塵,江南人。少聰慧,善詩賦。年二十,赴京應試。途經一湖,見湖中有鴛鴦雙棲。羅生愛之,使僕泛舟近觀。忽見一女子,立於水面,年可十七八,容華絕世。羅生驚問之,女曰:妾本鴛鴦所化,見郎君愛鴛鴦,故現形相見。