第36話
香玉
注釈 3件
107
原文字数
195
訳文字数
3
注釈数
~1分
読了時間
📖日本語訳
黄生は字を生といい、膠州の人である。性は孤僻で、人と交わるのを喜ばなかった。家には園があり、花木を多く植えた。中に牡丹が一株あり、高さは丈余りで、花の時は璀璨として錦のようだった。
黄生は毎日その下に坐り、吟詠して終日した。ある日、一人の女子を見た。年は十七、八歳ほどで、容華は絶世で、花間から出た。
黄生は驚いて問うと、女は言った。妾は姓は香、小字は香玉といい、ここに居ること已に久しいです。
黄生は毎日その下に坐り、吟詠して終日した。ある日、一人の女子を見た。年は十七、八歳ほどで、容華は絶世で、花間から出た。
黄生は驚いて問うと、女は言った。妾は姓は香、小字は香玉といい、ここに居ること已に久しいです。
📝注釈
香玉(こうぎょく)
主人公の女性の名前。牡丹の精
孤僻(こへき)
人付き合いが悪く、変わり者であること
璀璨(さいさん)
光り輝く様子
📜原文
黃生,字生,膠州人。性孤僻,不喜與人交。家有園,多植花木。中有牡丹一株,高丈餘,花時璀璨如錦。黃生每日坐其下,吟詠終日。一日,見一女子,年可十七八,容華絕世,自花間出。黃生驚問之,女曰:妾姓香,小字香玉,居此已久。