第47話
狐諧
注釈 3件
115
原文字数
204
訳文字数
3
注釈数
~1分
読了時間
📖日本語訳
孫必振は字を震東といい、淄川の人である。性は豪爽で、酒を飲むのを好んだ。家は貧しく、常に酒を得られなかった。
ある日、客が来訪し、自ら姓は胡、字は狐諧と言った。孫生はこれを延べ入れて坐らせ、款洽して甚だ歓んだ。胡生は飲むのを善くし、孫生と対酌し、歓を尽くして散じた。
これより、胡生は常に来て、来るごとに必ず酒肴を携えた。孫生はこれを疑い、その所従来を問うた。胡生は笑って言った。実は隠しませんが、僕は狐仙です。
ある日、客が来訪し、自ら姓は胡、字は狐諧と言った。孫生はこれを延べ入れて坐らせ、款洽して甚だ歓んだ。胡生は飲むのを善くし、孫生と対酌し、歓を尽くして散じた。
これより、胡生は常に来て、来るごとに必ず酒肴を携えた。孫生はこれを疑い、その所従来を問うた。胡生は笑って言った。実は隠しませんが、僕は狐仙です。
📝注釈
狐諧(こかい)
主人公の狐仙の名前。諧は調和、ユーモアの意
豪爽(ごうそう)
豪快でさっぱりした性格
対酌(たいしゃく)
向かい合って酒を酌み交わすこと
📜原文
孫必振,字震東,淄川人。性豪爽,好飲酒。家貧,常不得酒。一日,有客來訪,自言姓胡,字狐諧。孫生延之入坐,款洽甚歡。胡生善飲,與孫生對酌,盡歡而散。自此,胡生常來,每來必攜酒肴。孫生疑之,問其所從來。胡生笑曰:實不相瞞,僕乃狐仙也。