19

拳母锥儿

注釈 3
95
原文字数
160
訳文字数
3
注釈数
~1
読了時間

📖日本語訳

真定の辺境に孤児の女があり、年は六七歳にして、夫の家に養われた。二三年同居して、夫は誘い交わり、孕んだ。腹が膨れて病気と思い、母に告げた。母曰く、「動くか?」曰く、「動く」。益々異なる。然れどもその年齢が太もも稚い故、決して敢えて言わず。未だ幾らか経たず、男児を生んだ。母嘆き曰く、「拳母とは思わず、竟に錐児を生んだ!」

📝注釈

真定

中国河北省にある古い地名で、現在の石家荘市付近に相当する

拳母

手のひらに収まるほど小さい母親を意味し、ここでは非常に若い母親を指す

錐児

錐(きり)のように小さい子供を意味し、ここでは幼い母親が生んだ赤ん坊を指す

📜原文

真定界有孤女,方六七岁,收养于夫家。相居二三年,夫诱与交而孕。腹膨膨而以为病也,告之母。母曰:“动否?”曰:“动。”又益异。然以其齿太稚,不敢决。未几,生男。母叹曰:“不图拳母,竟生锥儿!”